薏苡仁(ヨクイニン)とは、雑穀やお茶、化粧水としても知られる“ハトムギ”の皮を除いた種子の部分をさします。
“ハトムギ”と聞くと、知っている!聞いたことがある!と思われる方も多いかもしれません。某化粧水などで、美肌作りにいいと聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
薬膳食材の1つである薏苡仁(ヨクイニン)ですが、日本への伝来については、奈良時代、江戸時代と諸説あります。
江戸時代には、民間療法として、滋養強壮や、美肌、イボ取りなどの目的で、薬用や食用に利用されていたことがわかっています。
全身の水分のめぐりをよくし、「水毒」の解消を助け、ターンオーバーを促進してニキビやシミ、そばかすなどの肌トラブルの改善に役立ちます。
良質なたんぱく質やビタミン、食物繊維等を含み、栄養価が高いので、日常使いとして是非とも取り入れたい薬膳食材の1つです。
新陳代謝を促進させる作用があり、体内の老廃物を排出するデトックス効果で、美容や健康のサポートにもぴったりです。
良い効果が期待できる一方、排出を促したり、身体を冷やす効能が強いので、妊婦さんや冷え性の方は摂り過ぎに注意が必要です。
【原料】
イネ科の ハトムギ を脱穀し、種皮を除いた成熟種子
【四気五味】
甘・微寒
※四気:生薬や食材に、「寒」「熱」「温」「涼」という4種類の異なる性質があること示したもの。
五味:生薬や食材に、「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹」という5種類の異なる「味」があり、味(味覚)とともに作用を示したもの。
【帰経】
脾・胃・肺
※帰経:生薬や食材が、どの臓腑や経路の機能に作用するかを示したもの。
【効能】
利尿作用・肌の乾燥・しわ・にきび・吹き出物・イボとり・むくみ・食欲不振・身体の疼痛
ハトムギこと薏苡仁(ヨクイニン)は、“穀物の王様”と称されるほど栄養素の高い穀物です。
栄養成分としては、タンパク質、カルシウム、鉄分、必須アミノ酸、ビタミンB群などが、豊富に含まれています。
【保存方法】
直射日光、高温多湿を避けて密閉保存。
【オススメの使い方】
大きく2つの用途があり、1つは食用(雑穀として、お茶、製粉、漢方薬、サプリメント等)、もう1つが医薬品としての利用です。
薬膳では食用として利用しますが、お粥はもちろんスープやサラダ、炒め物に煮物、デザートまで、様々な薬膳料理で活躍します。
多めに茹でておいて、小分けして冷凍保存をしておけば、手軽に使えてとても便利です。
漢方薬では、名前もそのまま薏苡仁湯(ヨクイニントウ)や、麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)などに使用されています。
【美味しい薏苡仁(ヨクイニン)の炊き方】
1.ヨクイニンをボウルにいれ、水がきれいになるまで4~5回水を替えながらよく洗う。
2.たっぷりの水に3時間以上つけておく。
3.2の水をザルで切りつけておいた水を捨てて、鍋にヨクイニンとヨクイニンに対して3~4倍の水を入れて強火にかける。
4.沸騰したら、弱火にして、芯がなくなるまで炊く。(30分~40分)
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