黒糖を使った鹿児島県の郷土菓子「ふくれ」。
薬膳では、黒糖は身体を温め、疲れや冷えの軽減、食欲不振や緊張をほぐす、月経痛の緩和、美肌効果などなど、多くの嬉しい効果が期待できるとされています。
一方氷砂糖は身体を冷やす作用があるので、用途によって使い分けることをオススメします。
天然の素材を使った優しく素朴、そして安心なおやつ。
手軽に作って日々のくらしの子そだておやつにどうぞ。
3ステップで薬膳的ふくれ菓子の作り方
《材料》
A黒糖(粉) 100g
A薄力粉 100g
A重曹 小1弱
B卵 1個
B黒酢 小1
Bメープルシロップ 大1
B牛乳 90cc
《作り方》
1.Aをホイッパーで混ぜる。
2.Bを全て1に合わせて混ぜる。
3.お好きな容器に入れて20分ほど蒸す。竹串を刺して生地がついてこなければ出来上がり。
(容器サイズでかわるので、竹串刺して確認してね)
たったの3ステップで出来るので、忙しいパパママにもオススメのレシピ!
粗熱をとってお好きな形に切ってお召し上がりくださいね。
薬膳食材情報
黒糖 … 性味:甘・温 帰経: 脾・胃・肝
郷土料理「ふくれ」の豆知識
鹿児島県の郷土菓子「ふくれ菓子」。
重曹を使う為、「ソーダ菓子」とも呼ばれるほか、「ふくらかん」「ふくれかん」とも呼ばれます。よもぎや小豆、かぼちゃなど地域の食材を加えたり,サネン(月桃)の葉を敷いて蒸し,香りを楽しむ地域もあります。
昭和ごろから各家庭で子供のおやつとして作られ、スーパーにも並ぶ身近なお菓子です。
(郷土料理のだいじ 鹿児島県ふくれ菓子 1/47)